こんにちは、海神あらき歯科・矯正歯科です。
11月に入り寒い日が続いていますね。
皆さん風邪をひかないようにお気をつけください。
実は寒い時期には『顎関節症』が原因で来院される方が増えます。
なぜ寒い時期に顎関節症の方が増えるのか…
今回はそんな顎関節症についてお話します!
顎関節症とは

顎関節症(がくかんせつしょう)とは、顎関節や咀嚼筋の痛み、顎関節の雑音、開口障害、顎運動異常の症状があり、このうちの1つ以上の症状が現れることで顎関節症と診断されます。
顎関節症のセルフチェック
あごを動かすと痛みがある
口を大きく開けるときや閉じるときに
痛みがある噛み合わせが変わったと感じる
3本の指(人差し指・中指・薬指)を縦に
揃えて口に入れることが難しい耳の前やこめかみ、頬に痛みを感じる
硬いものを噛むと顎が痛い
口を開けるときに音がする
当てはまる方は、歯科医院で症状を相談してみるといいでしょう。
原因
顎関節症は、さまざまな要因が組み合わさることにより、症状が起こると言われています。
不良な噛み合わせの状態
精神的なストレス
(緊張や不安、気分の落ち込み)頬杖などの日常生活での癖
歯ぎしりや食いしばり(ブラキシズム)
歯列接触癖(TCH)
以上のことが原因の一つとして考えられています。
はじめにお話したように、冬になると寒さによって食いしばる傾向が高くなります。
そのことから顎に負担がかかり、顎関節症を引き起こしやすくなるそうです。
毎年冬になると症状がでる方は、マウスピースを寒い時期だけ使うといった方もおられます。
マウスピース以外にも改善方法がいくつかございますので、ご紹介します。
治療方法
マッサージ
- 人差し指と中指に力を入れ、
こめかみ辺りに円を描くように
押します - 同様に、頬や顎の関節部に
円を描くように押します
これを寝る前と朝起きた時に5分ずつ行いましょう。
筋肉の緊張を解くことで症状の改善を試みます。
自己暗示療法
自己暗示なんてと思われる方もいらっしゃるかと思います。
しかし意外にも意識して食いしばらないようにするという自己暗示だけで、寝ている間も記憶として残り、食いしばりを防ぐことに繋がります。
やり方は寝る前に「食いしばらない」と念じるだけです…
※マッサージと並行するとより効果的です。
日中の食いしばりに関しては、デスク周りや冷蔵庫、玄関など目につく場所にメモを貼り、「食いしばらない」ことを意識すると良いでしょう。
マウスピース
マウススピースを装着することによって、上下の歯と歯の接触がなくなり、顎関節への負担を軽減します。
歯科医院で型取りをして作成することが必要です。
夜寝るときに装着してもらうため『ナイトガード』とも呼ばれています。
マッサージや日常的に意識して食いしばりをやめても症状が改善されない場合は、歯科医院でマウスピースを作成されることをお勧めします。
海神あらき歯科・矯正歯科でもマウスピースの作成を行なっております。
もし気になる症状などございましたら、まずはお気軽にご相談ください!
皆さまのご来院お待ちしております。